LMS Virtual.Lab Powertrain Motion
新型エンジンを開発する場合、エンジニアはしばしば対立する複数の設計目標に直面します。現代の自動車設計では、すべてを兼ね備えることが要求されます。すなわち、パワーを落とすことなくエンジンの排出ガスと燃料消費を削減すること、重量を減らしながら振動を低減すること、そして最適な音響性能を維持しながらメンテナンスフリーの動作を保証することなどです。
LMS Virtual.Lab Powertrain Motionは、エンジンの複雑な動的性能をシミュレーションし、内部に働く荷重を正確に予測するための機能一式を備えた統合ソリューションを提供しています。これらの荷重は、疲労寿命、振動、そしてエンジン放射音を調べるために必要となります。仮想シミュレーションでは、カムフェーザーや可変バルブリフト装置あるいは可変圧縮比エンジンなど、新型エンジンにとって最も有望なコンセプトやアイディアを特定することも可能になります。LMS Virtual.Lab Powertrain Motionは、動力伝達装置の動特性を最適化することで、シャフトの振れまわり、ねじり振動、チェーンノイズ、歯車のガタ打ち音や鳴きなどの問題に対処するエンジニアを強力にバックアップいたします。
LMS Virtual.Lab Powertrain Motionは、パワートレインの全体アセンブリまたは特定サブアセンブリ(バルブトレイン、クランクトレイン、動力伝達装置、タイミングチェーン/ベルト、歯車列、その他の補機駆動装置)の詳細モデルを素早く組み立てることが可能なパワートレイン専用のモデリングテンプレートを提供しています。別々に作成した機構サブシステムは、簡単に結合して連成挙動を検討することができます。このパワートレインテンプレートでは、完全にパラメータ表現されたモデルが生成されるため、簡単に修正して代替設計案の迅速な解析が可能です。
LMS Virtual.Lab Motionソルバーは、パワートレインアプリケーションを仮想モデル上で幅広く取り扱っています:
- バルブトレイン: スプリングサージ、カム接触の設計、またはバルブシート性能など、高次/高速な影響のシミュレーション
- クランクトレイン: クランクシャフトとエンジンブロックの相互作用、ベアリング荷重、クランクシャフトの振動、および動的応力の解析
- ドライブライン: プロペラシャフトの曲げおよび振れまわり、停車時シフト時の金属音、または動力伝達装置のこもり音の解析
- タイミングチェーン: スプロケット、ガイド、テンショナー、チェーンからなる複雑な構成の動的シミュレーションに適した、迅速なレイアウトと高速リカーシブソルバー