LMS Virtual.Lab Model Updating
LMS Virtual.Lab Model Updatingは、参照データをもとにシミュレーションモデルの品質を改善できるモデルの相関検討と更新のためのツールです。LMS Virtual.Lab Model Updatingを用いることで、解析者はより現実に即したモデルを作成することが可能になります。FEモデルは、最初、参照モデル(一般には実験モデル、ただしFEモデルの場合もある)との間で相関性が検証されます。次に、設計パラメータの不確実性に関して動的特性の感度が計算されます。これは、LMS Virtual.Lab DesktopからNastran Sol 200ケースを挿入することで実施されます。このようにして、ユーザーは感度解析用に要素グループの特性(材料データやプロパティデータ)を簡単に定義することができます。目標の動的特性としては、システムの全質量、相関性が不十分な特定の固有周波数、単位荷重条件に対する振動レベル、またはモード形状を指定できます。これらの感度情報を用いて、実現象により適合するようNastranモデルが更新または最適化されます。Nastranユーザーでない場合は、LMS Virtual.Lab Optimizationを用いることで、FEモデルの更新または最適化が可能です。
LMS Virtual.Lab Model Updatingは、実験モデルとFEモデルを比較する際によく見られるような、非適合なジオメトリを簡単に扱うことができます。すなわち、整列、サイズ変更、マッピング等の機能を用いて、モデルの幾何学的な相関性を取ることが可能です。LMS Virtual.Lab Model Updatingは、モード信頼性評価基準(MAC)や周波数応答関数の信頼性評価基準(FRAC)などの数値評価ツール以外にも、モデル間の直交性チェックとNastranのGuyan縮合計算を起動するツールなどを提供しています。
MACとモード形状および固有周波数に対するNastran Sol 200感度解析を組み合わせることによって、ユーザーはモードペアセットに対するMACと周波数差の感度を計算し検討することができます。これらの感度は、2つのモデル間の動特性を合わせる上で非常に役立ちます。LMS Virtual.Lab Model Updatingは、更新処理中のモード切り替えにも適切に対処できます。これによって、自動更新処理中の参照モデルとの相関検討において、確実に適切なFEモード形状が用いられるようになります。