LMS Virtual.Lab Correlation
LMS Virtual.Lab Correlationは、CAE環境で高品質なFEモデルが用いられていること、また動的構造試験で適切なセンサー位置と励振位置が採用されていることを保証するためのツールを提供します。
予備試験解析では、ユーザーは既存のFEモデルから最適な実験モデルのジオメトリを作成することができます。LMS Virtual.Lab Correlationは、FEメッシュ上に実験ワイヤフレームを会話形式で作成し、直ちに関連するモードおよび励振に基づいてその品質を定量化します。もしセンサー位置セットの品質が良くない場合、LMS Virtual.Lab Correlationは、なぜモデルが的外れであったかを分析できる簡単な方法を提供しています。ユーザーは容易に実験ジオメトリを変更し、モード信頼性評価基準(MAC: Modal Assurance Criterion)を用いて直ちに新たな品質レベルを評価することができます。励振点セットに対しては、駆動点留数(DPR:Driving Point Residue)基準が用いられます。
またLMS Virtual.Lab Correlationによって、ユーザーは2つのモデル(実験とFE、または同じもの同士)の動的挙動を迅速に比較することや、非適合メッシュを扱うことも可能です。ユーザーは、MACマトリックスを用いてモード形状の相関度を定量的に明示することが可能です。MAC値が低すぎてモードの相関検討が困難な場合は、MAC寄与度(MACCo)基準によって、その差異を確認することができます。このように、ユーザーは参照データまたは測定データと比較することで、様々なモデリング上の仮定を検証し、モデルとシミュレーションの信頼度を向上させることが可能になります。2つのモデル間の直交性チェックでは、質量マトリックスを用いてシステムの動特性を比較することで相関精度をさらに向上させることができます。そのためLMS Virtual.Lab Correlationは、実験モードとFEモードの直交性チェックに必要なシステムの縮合質量マトリックスを計算するNastranのDMIGランをセットアップします。周波数応答関数の信頼性評価基準(FRAC: Frequency Response Assurance Criterion)では、2つのモデルの伝達関数を比較することで、全体的な剛性と質量のモデリングエラーに関する情報を示します。