LMSが車両のハンドリングと乗り心地の評価を支援するシミュレーション機能を強化したLMS Virtual.Lab Motion Rev 7を発表
2007年10月17日 ベルギー ルーベン
常に革新的技術を提供するLMS International社は本日、車両のハンドリングと乗り心地の評価を支援するシミュレーション機能を強化したLMS Virtual.Lab Motion Rev 7を発表しました。 LMS Virtual.Lab Motionは、乗用車やモータースポーツカーのほか、トラックやバスなどの商用車の乗り心地とハンドリングの評価に特化したシミュレーションソリューションです。今回のバージョンアップでは、車両とドライバ間の相互作用のシミュレーション機能のほか、フルビークルモデルを迅速に作成し、このモデルを他の部門とスムーズにやり取りできる機能など、様々な高度な新機能を追加しています。また、NASCARシリーズに参戦している有数のレーシングチームと協力して開発したLMS Virtual.Lab Motion Rev 7は、プロのレーシングチーム専用のシミュレーションソリューションとも言えます。
LMS Virtual.Lab Motion Rev 7は、車両とドライバ間の複雑な相互作用も考慮に入れて開発した製品であり、車両のハンドリングと乗り心地の評価を支援するシミュレーション機能の精度と信頼性が大幅に向上しています。たとえば、この製品には、ドライバのアクションやリアクションも車両の動的モデルで表現できるように、ドイツのIPG Automotive社が開発した業界標準のドライバモデルを組み込んでいます。このドライバモデル、すなわちIPG-DRIVERは、アクセル、ブレーキ、クラッチなどの操作から収集した車両のモデルデータを計算し、慎重なドライビング、アグレッシブなドライビングを問わず様々なドライビングスタイルをリアルにモデリングする機能を備えています。このIPG-DRIVERをサポートするLMS Virtual.lab Motionを導入すれば、乗り心地とハンドリングを担当するエンジニアは、設計プロセスの初期段階でシャシー、ドライブライン、制御システムの各パラメータ(ESPやABSなど)をシミュレーションできるだけでなく、これらのパラメータを調整しながら検証することも可能になります。つまり、試作品を作成したり、ドライバの協力を得たりしなければ不可能だったことが可能になるのです。
LMS Virtual.Lab Motion Rev 7は、車両のモデリングプロセスの効率性と信頼性を大幅に高める様々な新しいツールを搭載しています。たとえば、ダブルAアーム、マクファーソンストラット、マルチリンク、4リンクといったサスペンションの設計に効果を発揮する定義済みのモデルやパラメータモデルのほか、ステアリングシステム、ブレーキシステム、ドライブラインシステムなどのサブシステム専用のパラメータモデルをサポートしています。また、これらのサブシステムに関連するポイント、パーツ、結合要素を一つにまとめ、車両のモデルを自動的に作成する機能も備えています。さらにLMS Virtual.Lab Motion Rev 7では、なだらかな斜面での運転、ISOレーンチェンジ、定常円旋回、高速旋回など、周回コースと車道コースでの車両挙動を含め、様々な走行状態を表現した各種ライブラリを用意しています。しかも、事前に用意された多数の走行状態から選択できるだけでなく、走行状態を定義して指定できる柔軟性も備えています。それだけではありません。このLMS Virtual.Labを導入すれば、アッカーマン誤差図、アンチダイブ/リフトグラフ、車軸懸架サスペンション図など、サスペンション関連の様々なグラフを自動的に作成する機能を利用して、サスペンションの設計を効率的に検証することも可能になります。
LMS Virtual.Lab Motion Rev 7は、MBSモデルをFEAモデルに変換できる新しい機能を搭載しています。この機能を利用すれば、NVH部門は、乗り心地とハンドリングの評価に使用するマルチボディシミュレーションモデルを有限要素モデルに瞬時に変換することが可能になるため、モデルデータの整合性を確保しながら、様々な車両性能を評価することができます。また、時間領域での挙動を解析する際に使用するマルチボディシミュレーションモデルをNVHモデルに変換することによって、周波数領域での挙動を予測することも可能になります。このように、LMS Virtual.Lab Motion Rev 7を導入すれば、MBSモデルをFEAモデルにスムーズに変換し、エンジニアリングプロセス全体でモデルデータの整合性を確保しながら、様々な性能を評価することが可能になるため、製品開発の効率化を図ることができます。
NASCARシリーズに参戦している有数のレーシングチームと協力して開発したLMS Virtual.Lab Motion Rev 7は、プロのレーシングチーム専用のシミュレーションソリューションと言えます。たとえば、レーシングチームがこのソリューションを導入すれば、迅速にアクセスできる高性能なレーシングカーシミュレーション機能によって、モデリングのミスを回避し、貴重な時間を有効に活用することが可能になります。関連する車両パラメータも簡単に入力できるため、車両の組み立てから動的シミュレーション、結果の文書化までのプロセスを効率的に進めることができます。また、LMS Virtual.Lab Motionは、定常旋回解析、動的挙動解析、7ポストリグ試験、Kinematics/Complianceリグ試験など、様々な解析作業をバックグラウンドで自動的に実行する機能も搭載しています。プロのレーシングチームの多くが、このソリューションを高く評価しているのは、テスト走行中だけでなくレース中でも、フルビークル解析を簡単かつ効率的に行うことができるからです。
LMSについて:
LMSは最先端の技術を誇る自動車、航空宇宙ならびに産業機械などの各企業に対しエンジニアリングの革新を提唱できるパートナー企業です。LMSは各企業がより良い製品をより速く市場に導入するために、開発プロセスの効率化を行い競争力を身につけるためのサポートをしています。 LMSは、長年の経験と技術に培われてきたテストシステムと、複合技術分野にまたがる仮想プロトタイピングソフトウェア、そして問題解決や技術移転を目的としたコンサルティングサービスという3つのプロセスソリューションを用意しています。そして、構造、操縦安定性、信頼性、乗り心地、音質評価など、製品性能に大きな影響を及ぼす要素の性能向上に全力を注いでいます。技術力、社員、そして長年の経験を誇るLMSは、各国の主要企業のパートナーとして認識されています。Dassault Systemes社のゴールドパートナーであるLMSはISO9001:2000に準拠しており、世界の主要都市に販売拠点を展開しています。弊社の詳しい情報につきましては www.lmsintl.com または www.lmsjapan.com をご覧下さい。
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