LMSがUmicore Solar Teamの「World Solar Challenge」への挑戦を支援
Umicore Solar TeamがLMS Virtual.Labを使用して、ソーラーレーシングカーのサスペンション軽量化を実現
2007年9月19日 ベルギー ルーベン
常に革新的技術を提供するLMS International社は本日、ベルギーのUmicore Solar Teamの
メインスポンサーになったことを発表しました。現在、LMSはこのスポンサーシップを通じて同チームの
「Panasonic World Solar Challenge」への挑戦を積極的に支援しています。
Umicore Solar Teamは、ベルギー有数の技術大学の1つであるGROEP Tに在籍する14名の学生と
大学院生で構成されています。LMSの支援を得た同チームは、2007年10月21日にオーストラリアで
開催される世界選手権に向け、ワールドクラスのソーラーカー「Umicar Infinity」の設計、
エンジニアリング、製作をスムーズに進めることができました。
ベルギー初となるソーラーカーを製作したGROEP T は、2005年に開催された「World Solar Challenge」に初参戦して第11位を獲得しましたが、2007年の世界選手権ではそれを上回る成績を残すことを目指し、若手のエンジニアによる新チームを編成して、第2弾となるソーラーカーの開発に着手しました。このチームが取り組んでいる
プロジェクトの目的は、再生可能エネルギーを商用電力源として利用できる時代が到来していることを示すとともに、従来のエネルギー源が無限にあるわけではないということを世に知らしめることにあります。Umicore Solar TeamのリーダーであるPieter Vangeel氏は次のようにコメントしています。「ソーラーカーレーシングは現代のブレインスポーツと呼ばれており、今年オーストラリアで開催される世界選手権には、Yale、MIT、TU Delftなど優秀な大学の何校かが参戦する予定になっています。今回の大会は、ベルギーのハイテク技術力を示す絶好の機会となるだけでなく、ソーラーカーの設計と製作を積極的に支援してくださっているLMS社を始めとするベルギー企業各社の優秀さを広くアピールできる良いチャンスにもなるでしょう。」
しかし、2007年の「Panasonic World Solar Challenge」では、参戦するソーラーカーに適用される設計規定が大幅に変更されました。たとえば、実車との差が大きかった安全性や乗り心地のほか、ソーラーパネルの実寸に関するルールが、これまでの大会よりも厳しくなったのです。これは、レースで優勝を狙える卓越したソーラーカーの開発に取り組んでいたUmicore Solar Teamにとって大きな課題となりました。そこで同チームは、広範な調査を実施し、前輪2輪、後輪1輪、アルミニウム製ロールケージ、軽量の複合車体を採用したソーラーカーというコンセプトをベースに、ハイグレードの宇宙用太陽電池、高性能なリチウムポリマーバッテリーパック(5.5KWh超)、高出力のCsiroモーター(98%超の出力)といったエネルギー関連機器を装備したソーラーカーを開発しました。 また、このソーラーカーのサスペンション装置は三輪車構造を採用しており、二輪の前輪部分には、特別に設計した懸架式ダブルウィッシュボーンサスペンションを、後輪部にはソーラーカーに最適なスイングアーム式のサスペンションを装備しています。Umicore Solar Teamでサスペンション設計を担当したThomas Marteau氏は、次のように語っています。「前例のないサスペンション機構の設計とエンジニアリングを行ったときには、LMS Virtual.Lab Motionを最大限に活用しました。そのおかげで、多数の設計案の動的性能を迅速に評価できたほか、サスペンションのハードポイントの設定や、様々な重要なサスペンションコンポーネントの寸法設定も効率的に進めることができました。ここ数週間にわたって繰り返し行ってきたUmicar Infinityの試運転でも、バランス、安定性、走行性の点で良好な結果を得ることができました。 」
「Panasonic World Solar Challenge」は、非公式のソーラーカー世界選手権としてよく知られています。2007年10月21日に開催される第9回大会では、各レーシングチームが設計したソーラーカーがダーウィンからアデレードまでの3,000km以上の距離を走行してオーストラリア大陸を横断し、技術力を競い合います。この大会を前に、Pieter Vangeel氏は次のようにコメントしています。「たった今、Umicar Infinityをオーストラリアへ搬送したところです。これで、ソーラーカーを開発するという最初の大きな課題はクリアできました。つまり、高性能な太陽電池、極限まで軽量化した空気抵抗の低いボディー、理想的な車両運動特性をすべて備えた他の追随を許さないソーラーカーを無事に完成させることができたのです。このソーラーカーなら、今回の大会で5位以内に入れるのではないかと確信しています。運がよければ、表彰台に登れるかもしれません。」
LMSの会長兼CEOであるUrbain Vandeurzen博士は次のようにコメントしています。「ソーラーカーを最初から設計し製作するという困難で刺激的なプロジェクトに取り組んでいるUmicore Solar Teamをサポートできることを誇りに思っています。車両部品の軽量化と再生可能エネルギー の可能性を探る同チームのプロジェクトは、ベルギーのハイテク技術力を世界に示すまたとないチャンスとなるだけでなく、多くの若い学生がエンジニアリングの研究に取り組む良いきっかけにもなるでしょう。また、高性能なソーラーカーを記録的なスピードで開発したり、プロジェクト資金を自ら調達したりするなど、Umicore Solar Teamのこれまでの取り組みには目を見張るものがあります。オーストラリア大会では、チームが一丸となり、きっと良い成績を残してくれると思います。」
Umicore Solar Teamについての詳細は、 www.solarteam.beをご覧ください。
LMSについて:
LMSは最先端の技術を誇る自動車、航空宇宙ならびに産業機械などの各企業に対しエンジニアリングの革新を提唱できるパートナー企業です。LMSは各企業がより良い製品をより速く市場に導入するために、開発プロセスの効率化を行い競争力を身につけるためのサポートをしています。 LMSは、長年の経験と技術に培われてきたテストシステムと、複合技術分野にまたがる仮想プロトタイピングソフトウェア、そして問題解決や技術移転を目的としたコンサルティングサービスという3つのプロセスソリューションを用意しています。そして、構造、操縦安定性、信頼性、乗り心地、音質評価など、製品性能に大きな影響を及ぼす要素の性能向上に全力を注いでいます。技術力、社員、そして長年の経験を誇るLMSは、各国の主要企業のパートナーとして認識されています。Dassault Systemes社のゴールドパートナーであるLMSはISO9001:2000に準拠しており、世界の主要都市に販売拠点を展開しています。弊社の詳しい情報につきましては www.lmsintl.com または www.lmsjapan.com をご覧下さい。
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