Home >> ニュース >> 2005年9月


LMS Virtual.Lab Motion Rev 5で新たな自動リカーシブソルバー機能を採用


高度に効率的かつ正確なソルバーソリューションにより、複雑なシミュレーションモデルの処理時間を最大60%短縮

Leuven, Belgium 2005年9月20日

エンジニアリングの革新を掲げるLMSは、LMS Virtual.Lab Motionを拡張し、実世界のシステムダイナミクスをシミュレーションするための画期的なソルバー技術および新しいモデリング機能を採用したことを発表しました。新機能となる自動リカーシブソルバー(Auto-Recursive Solver)は、リンクされた多数のコンポーネントや、多数の接触点を持ったコンポーネントなどの複雑なシミュレーションモデルの解析に費やす時間を、最大で60パーセント短縮できます。これにより、タイミングチェーン、ベルト、履帯ビークル、複雑な製造機械などの動的挙動のシミュレーション計算にかかる時間が大幅に短縮されます。その結果、プロトタイプテストでは測定が非常に困難なことが多い内部の力およびこれらのメカニズムの加速度を、LMS Virtual.Lab Motionで正確にシミュレートすることができます。

自動リカーシブソルバー機能では、revolute(回転)、rev-rev(回転-回転)、rev-trans(回転-並進)のいずれかの運動制約で接続された繰り返しボディを利用します。このトポロジがモデルに存在する場合は、それを利用して、従来のデカルト方程式に基づくモーションソルバーよりも効率的に加速度の項を解くことができます。LMS Virtual.Lab Motionは、自動リカーシブソルバーと従来のモーションソルバーを1つの統合ソリューションで併用できる独自の実装を提供します。これにより、両方のソルバーソリューションの性能および精度の利点を、1つのシミュレーションモデルで活用できます。

LMS Virtual.Lab Motion Rev 5は、新たなサブメカニズム機能により、自動リカーシブソルバーを統合しています。この新機能は、構成単位を使用する手法により、エンジンのバルブトレインや履帯ビークルなどの複雑なメカニズムのモデルのモデリングおよびシミュレーションを効率的に実行します。この手法は、繰り返し要素がある場合に、冗長なジオメトリ情報の使用をインテリジェントに回避します。これにより、生成されるシミュレーションモデルが小さくなり、より効率的に解析することができ、メモリ使用量が減少し、計算の実行速度が向上します。

LMS Virtual.Lab Motion Rev 5Aでは、弾性体が断続的に剛体球面に当たる際の接触力および局所変形を計算するための、信頼性が高く効率的なアルゴリズムが採用されています。これにより、エンジニアリングチームが接触領域内の局所変形を考慮し、他の実際の次元を運動シミュレーションに追加することができます。この新機能の利用例には、サンルーフ、ローラーベアリング、テレスコピックシャフト、バルブ、タイミングチェーン、エレベータ、飛行機の下げ翼、ラッチメカニズムなどがあります。

LMS CAE部門の副社長兼部長であるWilly Bakkersは、この新機能について次のように述べています。「LMS Virtual.Lab Motionは、機械システムのダイナミクスを忠実にシミュレーションし、その結果の内部の動的荷重および応力を正確に特定する完全な統合ソリューションを提供します。LMS Virtual.Lab Motion Rev 5では、複雑な機械部品のシミュレーション用に、新たなソルバー機能と効率的なモデリング手法を採用しました。これにより、LMS Virtual.Lab Motionで、新しい設計の動的性能を開発サイクルの初期に正確にシミュレーションする機能が盛り込まれています。」





ニュース一覧へ戻る