LMS が LMS Virtual.Lab Rev.5 のリリースを発表
2005 年 6 月 23 日
新しい機能とアプリケーションが、設計およびエンジニアリングチームが行う機械設計の正確なシミュレーション及び最適化に貢献
エンジニアリングの革新を掲げる LMS は、 LMS のシミュレーションソフトウェアである LMS Virtual.Lab Rev.5 のリリースを発表しました。 Rev.5 では、構造解析、乗り心地と操安性、車室内音響シミュレーション、ロードノイズおよび疲労耐久解析の完全なるアプリケーションを提供いたします。 Rev 5 では、繰り返し行われるシミュレーション作業の自動化と、複雑なシミュレーションプロセスを簡単なアプリケーションテンプレートにする新たな機能が追加されました。
LMS Virtual.Lab Motion の新たな機能である自動リカーシブソルバーは、リンクされた多数のコンポーネントや、多数の接触点を持ったコンポーネントなどの複雑なシミュレーションモデルの解析に費やす時間を、最大で 60 パーセントも短縮することに成功しています。これにより、タイミングチェーン、ベルト、車両、機械などの動的挙動のシミュレーション計算に掛かる時間が大幅に短縮されます。 また Rev.5 では、実際の動作に近いシミュレーションを正確に行うため、ユーザーが仮想モデルと実験結果を比較・検証するための Correlation (相関)モジュールをリリースしました。
LMS Virtual.Lab Rev.5 について、 LMS CAE 部門の副社長である Willy Bakkers はこう述べています。「 Revision 5 では、新たな製品設計に際し、構造の整合性、振動騒音、疲労耐久、乗り心地と操安性、システムダイナミクスなど、実世界での挙動を正確にシミュレーションするための新たな機能を LMS Virtual.Lab に盛り込んでいます。 Virtual.Lab ではこれらのシミュレーション機能を1つの環境に統合することにより、時間の浪費やエラーを誘いやすいデータの移行作業を無くし、複数のシステムを使いわけなければならない手間を省きます。 Rev5 のリリースにより、我々は“危険箇所”を正確に検知して、多数の設計案を探索し、設計案の最終決定に大いに貢献しています。」
LMS Virtual.Lab Rev 5 の新しい機能の概要
LMS Virtual.Lab Rev 5 は、スクリプトとジャーナル機能、並びに Visual basic プログラミングツールを含む、自動化機能とカスタマイズ機能を備えています。これらの機能により、 Virtual.Lab ユーザーは繰り返し行うシミュレーションを自動化し、複雑なプロセスを簡単なアプリケーションテンプレートにすることができ、社内コードや専門的なアプリケーションにも統合することが可能になります。
LMS Virtual.Lab Structures では、 FEA プリ・ポスト処理のための完全に統合された CATIA V5 での効率的なシミュレーションが可能となります。 この新しい機能は MSC.Nastran 、 NX Nastran 、 ANSYS 、 ABAQUS の各ソフトウェアにアドオンされている構造 FE ソルバーと LMS Virtual.Lab 間のシームレスな連携を提供するため、各ソフトウェアのユーザーは様々な解析を効率的に行うことができます。 また LMS Virtual.Lab Structures は、合成品による設計の解析を行う為のプリ・ポスト処理も行います。 スポット溶接モデリングツールは、複雑な構造体のスポット溶接の作成及び管理をサポートし、問題となりうるエリアの正確な予測を行います。
Rev.5 は、キャビティメッシュ機能、トリムモデリングツール、 Nastran と LMS SYSNOISE ソルバーの統合により、内部音響の完全なるソリューションを提供します。 また Rev.5 では、伝達経路・モーダル寄与度解析、ホットスポット(危険箇所)の検索、修正予測向けのポスト処理ツールが追加されました。 LMS Virtual.Lab Interior Acoustics は構造およびトリムボディの要素を考慮した車室内の音響シミュレーションを提供します。
内部音響に続き、 Rev. 5は、様々な運転条件下での車両のロードノイズ予測と解析を行う事ができます。ユーザーは簡単な操作でロードノイズシミュレーション向けのビークルレベルモデルを作成し、計測もしくは計算した荷重を使って、非常にリアルな荷重の正確な予測を立てることができます。 Virtual.Lab はロードノイズ問題の根源を探り、それを解消するための様々な設計案を評価することができます。
LMS Virtual.Lab Acoustics Rev 5 は、ランダム音響や荷重の影響を受けやすい、飛行機の胴体や衛星などの軽量な構造体の設計ならびにエンジニアリングをサポートする、ランダム振動−音響用の新しいモジュールが搭載されています。このモジュールは、構造体を通る放射音や伝達音などの解析や、音からから引き起こされる疲労やダメージを最小限に抑える機能を備えています。
LMS Virtual.Lab Motion Rev 5 では、実在するシステムダイナミクスのシミュレーションをするための、画期的なソルバー技術とモデリング機能を備えています。 新しい Auto-Recursive ソルバーでは、多数の要素がリンクされたコンポーネントやコンポーネント間の接点を持った複雑なシミュレーションモデルの解析時間を、最大 60% も短縮する事に成功しています。 これにより、タイミングチェーン、ベルトなど、複雑な産業機械等の動的挙動のシミュレーションにかかる多大なる計算時間を短縮することができます。 Virtual.Lab Motion に新たに追加されたサブメカニズム機能は、エンジンのバルブトレーンやなど複雑な機構モデルの効率良いモデル化とシミュレーションを行える building block アプローチを備えています。
更に LMS は、 Virtual.Lab Motion Rev 5 にビークルの乗り心地と操安性シミュレーション機能を搭載しました。 この新たなリリースでは、広範囲に渡る乗り心地と操安性の評価スピードを上げるため、標準的なハンドリングの演習とロード条件を統合しています。 TNO タイヤの様な業界スタンダードのタイヤモデルを搭載し、ビークルの操安性シミュレーションの最適化や乗り心地と耐久性などのアプリケーションにも利用することができます。
短時間での開発サイクルで、車のボディとサスペンション機能の耐久性の最適化を図るため、 LMS Virtual.Lab Durability Rev 5 では、スポット溶接モデリングの簡素化したプロセスと、スポット溶接と周辺の素材に対する耐久性の正確な予測を行います。 Rev 5 では、解析の簡易化、ヒューマンエラーによるリスクの削減、解析スピードアップをし、解析結果全体の精確さを向上します。
また、 Rev 5 では、テスト結果または検証済みの類似モデルを用いた仮想モデルの検証を可能にする、 LMS Virtual.Lab Correlation モジュールも用意しています。 LMS Virtual.Lab Correlation は、モデリングエラーの原因の究明を行い、シミュレーションモデルの精度を上げると同時に、どの設計パラメータが設計物の動作に一番影響するかを検証する事が可能です。
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