TRD 社がレースカー設計ツールとして LMS Virtual.Lab Motion を選択
LMS が高性能レースカーの設計ニーズに対応するシミュレーションソフトウェアを提供 Leuven, Belgium 2004 年 9 月 27 日
LMS International は本日、 TRD (Toyota Racing Development) USA 社が、レースカーのシャシとサスペンションシステムの開発および最適化を行うために LMS Virtual.Lab Motion を選択したと発表しました。 TRD 社は現在、 NASCAR クラフツマントラックシリーズに向け、レースカーの動的性能とハンドリングの最適化に取り組んでいます。 LMS Virtual.Lab Motion の導入により、 TRD 社のレースエンジニアは、サスペンションシステムを効率的にモデル化してフルビークルモデルに統合し、レースカーをデジタルトラック上で走行させるという仮想実験を実施することが可能となります。また、 LMS Virtual.Lab Motion はシミュレーションと最適化の各プロセスを統合するというアプローチを採用しているため、レースカーの性能はデジタルモデルを用いて即座に微調整することができます。したがって、複数の試作品の作成やテストに要する時間やコストを大幅に削減できます。
競争圧力が高まる中、 TRD 社のエンジニアは、最適なプラットフォームを開発し、重要なコンポーネントの再設計および最適化にかかる時間を大幅に短縮しなければなりません。その他にも、特殊なトラックや気象条件に合わせて優先事項を迅速に判断しながらレースカーを調整できる能力を身に付ける必要があります。また、レーシング性能の向上や開発サイクルの短縮という厳しい要件が課せられているため、技術力のアップも図らなければなりません。このように、高性能なレースカーを開発するためには、高度なシミュレーションツールを最大限に活用して、エンジニアのノウハウを活かす必要があります。
TRD 社は、このような厳格な要件を考慮に入れて様々な調査を行った結果、レースカーの動的応答を解析して設計を変更するという困難な作業をサポートする LMS Virtual.Lab Motion を選択しました。 TRD 社はまた、 LMS Virtual.Lab Motion がサスペンションモデルの効率的な設計、分析、最適化を実現する強力な機能を備えていることも高く評価しています。 CATIA V5 との完全な統合により、設計モデルは即座に変更でき、多数の設計オプションの運動学的かつ動的性能も瞬時に解析することができます。また、専用のポスト処理機能と可視化ツールを利用すれば、サスペンションの変更箇所の特定や最適化を効率的に行うことができます。さらに、統合された最適化機能により、特殊なトラックや他の条件を考慮に入れながらサスペンションの設計を分析し、変更することが可能になります。
TRD 社のシニア・レース・エンジニアの Skip Essma 氏は次のように述べています。「 LMS Virtual.Lab Motion の導入により、当社はサスペンションの設計やエンジニアリングでこれまで以上の能力を発揮できるようになると考えています。このツールはモデリング、シミュレーション、最適化を統合するというアプローチを採用しているので、様々な設計案を効率的に評価できるほか、レースカーの挙動の正確な予測が可能となり、レースカーの大幅な性能アップを図ることができます。 TRD は、当社の特殊なニーズに完全に対応する統合シミュレーションソリューションとして Virtual.Lab Motion を採用しました。今後も、 LMS のエンジニアと緊密な協力関係を築き、長年にわたるレース経験を活かしながら他社との競争に勝ち抜いていきたいと思います。」
一方、 LMS の副社長兼 CAE 部の統括マネージャーである Willy Bakkers は次のようにコメントしています。「 TRD 社が当社との協力関係を築いているのも、 LMS Virtual.Lab Motion がエンジニアリングアプリケーションの厳しい要件を完全に満たしているからに他なりません。 LMS Virtual.Lab Motion を導入していただければ、シミュレーションプロセスの迅速化やサスペンションシステムの運動・動的性能の把握が可能となり、 TRD 社もレースカーの設計を順調に進めることができると信じています。」
Toyota Racing Development (TRD) 社について
TRD USA 社は、トヨタ車に高性能なイメージを植え付けるという重要な役割を担っています。同社は、トヨタ自動車の系列会社として、トヨタ車のレース用エンジンやレースカーの設計・開発のほか、様々なアフターマーケットパーツの開発・販売を行っています。ノースカロライナ州ハイポイントに拠点を置く TRD 社のレースカーエンジニアリングチームは、北米レースプログラムに向け、レースカーの設計に取り組んでいます。トヨタは、 IRL 、 CART 、 IMSA 、 SCORE で優勝し、インディ 500 、デイトナ 24 時間レース、セブリング 12 時間レース、パイクスピークヒルクライム、バハ 500 、バハ 1000 で数々の勝利を収めてきた実績を誇りますが、 2004 年には NASCAR クラフツマントラックシリーズに参戦し、さらなる躍進を目指しています。
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