フランスの研究プロジェクトNADIAがイノベーションと産業間パートナーシップの発展に貢献
LMS Internationalは燃料噴射装置のシミュレーション分野で技術的リーダーとしての地位を保ち続けています。最近実施されたある研究プロジェクトの成果に基づき、LMS Imagine.Lab AMESim(以下、AMESim)には、バイオディーゼル燃料の流体特性、CFD1Dラインの実装、新しい1D噴射ノズルモデルなどの新しい流体シミュレーション機能が追加されています。
Renault社パワートレイン部門のディーゼル燃焼システムの専門家でありマネージャであるPatrick Gastaldi氏は次のように述べています。「NADIAは、フランス産業界ならびに研究機関のパートナー各社がディーゼル噴射の分野で互いに協力し合い競争力を高める素晴らしい機会となっています。この公的資金に基づく3年間のプログラムでは、より効率的なディーゼルエンジンの開発に必要となる実験能力と数値計算能力を結集するための基本ネットワークが構築される予定です。AMESimを用いた噴射装置全体のより的確なシミュレーションは、NADIAの目指す主要な目標の1つです。」
Delphi Diesel Systems社のコモンレール・アドバンストアプリケーション部門のマネージャであるNoureddine Guerrassi氏は次のように付け加えています。「ディーゼル噴射技術は日々進化しており、噴射装置のシミュレーションにおいても継続的な改良と検証が必要です。新ディーゼル燃料の複雑な組成、その超高圧下での挙動、そして広範な動作温度などを考慮しながら、NADIAプロジェクトを通じて燃料特性ライブラリを拡充し、噴射ノズルのシミュレーション手法を改良していくことで、AMESimの予測能力をさらに向上させることが可能です。」
NADIAプロジェクトの結果、AMESimの新バージョンに様々な混合比のバイオディーゼル燃料に対する流体特性が追加され、既存ディーゼル燃料の流体特性は圧力レベルが(3000 barまで)増大されました。実験データによって妥当性が確認されたCFD1Dパイピングモデルも、LMS Imagine.Lab AMESimの最新バージョンに組み込まれています。さらに3D CFDと実験結果をもとに開発された新しい噴射ノズルモデルは、より詳細なジオメトリモデリングを可能にし、インジェクタの動特性に最大限の精度をもたらします。
LMS Internationalは、NADIA(New Advanced Diesel Injection Analysis for bio-fuels)プロジェクトの趣旨に基づき、CD-Adapco France、Delphi、IAV France、IFP、PSA Peugeot Citroën、Renault、Total、ならびにフランス科学研究局(CNRS: National Center for Scientific Research)のいくつかの著名な政府研究機関と協調を進めています。NADIAプロジェクトのもと、ディーゼル噴射に関する産業界の専門知識を幅広く結集することで、LMSとパートナー各社は燃焼室内の化学物質から燃焼すすに至るまで、燃料噴射のあらゆる側面をカバーできるようになります。
LMSについて:
LMSは最先端の技術を誇る自動車、航空宇宙ならびに産業機械などの各企業に対しエンジニアリングの革新を提唱できるパートナー企業です。LMSは各企業がより良い製品をより速く市場に導入するために、開発プロセスの効率化を行い競争力を身につけるためのサポートをしています。 LMSは、長年の経験と技術に培われてきたテストシステムと、複合技術分野にまたがる仮想プロトタイピングソフトウェア、そして問題解決や技術移転を目的としたコンサルティングサービスという3つのプロセスソリューションを用意しています。そして、構造、操縦安定性、信頼性、乗り心地、音質評価など、製品性能に大きな影響を及ぼす要素の性能向上に全力を注いでいます。技術力、社員、そして長年の経験を誇るLMSは、各国の主要企業のパートナーとして認識されています。Dassault Systemes社のゴールドパートナーであるLMSはISO9001:2000に準拠しており、世界の主要都市に販売拠点を展開しています。弊社の詳しい情報につきましては www.lmsintl.com または www.lmsjapan.com をご覧下さい。
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